ポイ用語

初心者の方は最初に覚えておくと便利なポイ3つの基本要素も先にご確認下さい!

ポイ3つの基本要素
用語 説明
用語 説明
BTB - ビハインド・ザ・バック

腰から背中あたりの、体の後ろの空間のこと。腕を下側から返した時にポイが回せる空間です。

逆に肩の上の方に手を返した時にポイを回せる体の後ろの空間のことはBTH(ビハインドザヘッド)またはBTN(ビハインドザネック)と呼びます。

BTH - ビハインド・ザ・ヘッド

別名 BTN - ビハインドザネック。

頭の後ろの空間のことで、腕を上側から返した時にポイが回せる空間です。

逆に下側に手を返した時にポイを回せる体の後ろの空間のことはBTB(ビハインドザバック)と呼びます。

LED ポイ

暗闇に淡く光るLED内蔵のポイです。夜や暗転状態の舞台上でのパフォーマンスに最適。暗闇に描かれる幻想的な光の軌跡は見る人を虜にします。
それと同時に、軌道が鮮明に残るため、わずかな乱れも目立つためパフォーマンスに使う際は、繊細なコントロールが必要となるポイです。

また、夜間の練習に使用すると、ポイの軌道を確認できるため練習にもオススメです。
(USBで充電可能で、重量バランスも良く、当たっても痛くないポッドポイが最もお勧めです。)

S.B.A.F

スプリットバタフライアンチスピンフラワーの略

S.S.A.F

スプリットタイムセイムダイレクションアンチスピンフラワーの略です。

アイソレーション

一般にはポイントアイソレーションのことをアイソレーションと呼ぶことが多い。

特定の部分を独立または固定させる動き。

アウェイ(クロス)ポジション / アウェイ(クロス)サイド

ウォール面でポイを回すとき、右手にポイを持った時、左側をアウェイサイド、左側にあるポイの位置をアウェイポジションと呼びます。

逆に右手のポイを右側で回すとき、ホームサイド、ホームポジションと呼びます。

アンチスピン

ポイの回転と腕の回転がオポジットの場合、この回転をアンチスピンと呼びます。

アンチスピンフラワー

アンチスピンで行うフラワー。回転方向(セイム・オポジット)、面(ウィール、ウォール、ホリゾンタル)、リズム(セイム、スプリット、クヲーター)の組み合わせて様々なバリエーションがある。

アンチスピンフラワーのアルバム

ウォール面

体の前後でポイが回転して描く平行な面です。Wallはそのまま壁の意味ですが、なぜか前後の面をカベと呼んでいます。
正面をフロントウォール面(またはフロント面)、背中側をバックウォール面(またはバック面)と呼びます。

回転方向の呼び方

時計回し・反時計回し / Clockwise, Counter Clockwise
内回し・外回し / Inwards, Backwards

エクステンション 腕を伸ばして回転させる動き。最大限にのばした時の円をビッグサークルと呼ぶ。
オポジット回転(バタフライ回転)

左右のポイが逆方向に回転するときの呼び方。Opposite Direction ( Butterfly )

オポジット回転の代表技として最も有名な「バタフライ」、をそのまま回転方向の名称として使用することも多いです。

コンタクトポイ

体にコンタクトさせたり、投げたりする技を行うコンタクトポイ。
ロナンやシリルが開拓した「マニポイ」と呼ばれるジャンルのパフォーマンスを行うのに最適です。

3poiや4poiを行う場合もこのコンタクトポイが主流です。

サイド面(ウィール面)

体の左右でポイが回転して描く平行な面のです。
ウィールとは、英語で「車輪」という意味でポイの回転を車輪に見立ててそう呼ぶこともあります。

回転方向の呼び方

前まわし・後ろ回し / Forwards Swing, Backwards Swing
*forwardsと副詞的に使用する~wardにはsを付けたほうがイギリス英語では一般的なようです。

ストール

ポイの回転を止める動きの事。

英語の意味

1.【航空, 飛行】 失速 《操縦に必要な速度を失うこと》.
2. (クラッチ操作ミスや燃料系統の不調によるエンジンの)停止,エンスト(エンジンストール).

スパイラルラップ

ポイを手の周りに巻く動きのこと。渦巻きのような軌跡を描きます。

左右のポイをスプリットタイム・セイム回転で回し、両手を重ねて巻く動きが一般的です。オポジット回転で行うことも可能。

簡単にスパイラルと呼ぶことも多いです。

スパイラルラップの写真アルバム

スプリットタイム

片方のポイが上を通るとき、もう片方のポイが下を通るリズムをスプリットタイムと呼びます。
左右のポイが180度ずつずれて回転している状態です。

スモールサークル ハンドル部分を固定した状態でできるポイが描く円のこと。直径=2ポイ
セイムタイム

左右のポイが同時に最上部、最下部を通過するリズムで回転するときセイムタイムといいます。

別名トゥギャザータイム。これは回転方向とリズムの組み合わせでポイの動きを表記するときに Same Time と Same Directionがそれぞれ Sameで混合する場合があるので、トゥギャザータイム Togとして見やすくしている理由もあるようです。
例 Tog / Same Anti Spin Flower = Same / Same Anti Spin Flower (セイムタイムセイム回転アンチスピンフラワー = クローバー)

セイム回転

左右のポイが同じ方向に回転するときの呼び方。

ダイアゴナル面

サイド面が45度傾いてクロスした状態の面です。

他の面に比べて45度という角度を保つのは難しいのであまり一般的には使用されていません。

テールポイ

ポイの先端にひらひら舞う布がついたタイプのポイ。ほとんどのものがブラックライト( UV )対応のため、野外でも屋内でもパフォーマンス用として使えます。

ポイの練習をする場合には絡まることもあるので、ある程度回せるようになるまではテール部分を小さくまとめて結ぶか、テールのないポイを使うことをオススメします。

種類によってはテールの脱着が出来るものもあります。

価格は2500円程度~

バズソー面

左右の手を向き合わせて回すバズソーをするときにできる回転面で、サイド面、ホリゾンタル面にそれぞれあります。
サイド面は左右の面の真ん中の面、ホリゾンタル面は上下の真ん中の面が存在します。

バタフライ

左右のポイが反対に回転する技で、アメリカンクラッカーのように見える技です。

また、オポジット回転を簡単にバタフライ回転と呼ぶこともあります。

ビジュアルポイ

プログラムをすることにより画像やテキストを表示させることができるポイ。可能性は無限大、また技術の進歩のスピードも速く出来る事がどんどん増える魔法のような道具です。

メーカーにより名称が異なり、それぞれ以下の通りです

グラフィックポイ:A-TECHNOLOGIES スロバキア
ビジュアルポイ:Lighttoys チェコ
ピクセルポイ:Ignis ロシア(モスクワ)

現状ビジュアルポイの完成度が最も高く、カスタマーサポートも丁寧迅速です。
Yutaは世界でもトップレベルのパフォーマー・プログラマーとしてメーカーに協力し製品のアップデートを行っています。

圧倒的なパフォーマンス力の道具そのものに負けないよう、使用する演者側のセンスも問われる道具です。

現在では演劇舞台やライブなどでも使用されており、ステージ演出の一つとして注目を浴びています。

非常に高価でプログラム知識なども必要なためプロフェッショナル向けの道具ともいえます。

ビッグサークル 腕を最大限に伸ばして回転した時にできる円のこと。
ファイアーポイ

チェーンに付けたヘッド部分にケブラーKevlar)と呼ばれる特殊な素材を使ったポイ。

ランプオイル、パラフィンオイルや灯油など、引火点の低い燃料を使用することが多い。

自動車用のガソリンは爆発的に燃焼するので絶対に使用しないこと。

【ガソリンの特性】
・引火点はマイナス40度以下と低く、極めて引火しやすい。 ・揮発しやすく、その可燃性の蒸気は空気より約3倍から4倍重いので、低い場所に溜まりやすい。 ・流動等(容器を激しく揺らす等)の際に発生した静電気が蓄積しやすい。

フラッグポイ

ハンドル部分より先が旗(フラッグ)のようになっているポイ。テールポイよりも派手で、場を盛り上げるのにぴったりなポイ。

扱いが難しいため、技の練習用としては向いていませんが、派手に回す爽快さは他のポイにはない魅力です。

フラワー

腕の回転とポイの回転のコンビネーションで作る動き。ポイの軌跡が花びらのように見えることからフラワーと呼ばれる。
ポイと腕が同じ方向に回転する、順回転(インスピン)のフラワー(インスピン)と、ポイと腕の回転が逆方向に回るアンチスピンフラワーがある。

一般にフラワーというと、アンチスピンフラワーを指し、特にスプリットタイムセイムダイレクションのアンチスピンフラワー、通称クローバーを指すことが多い。

Flower + Poi の画像一覧

プレーン(面)

左右のポイが描く平行な面をプレーン(面)と呼びます。

大きく分けてウィールプレーン(面)or サイドプレーン(面)、ウォールプレーン(面)、ホリゾンタルプレーン(面)の三種類があります。
特殊な面として45度傾けた状態で、正面でX型に交差するダイアゴナルプレーンもあります。

ホリゾンタル面

水平にポイをまわすときの面をホリゾンタル面と呼びます。Horizontal は水平な、という意味です。

手を上に向けて回す面をトップ面。下に向けて回す面をボトム面と呼びます。

回転方向の呼び方

時計回し・反時計回し / Clockwise, Counter Clockwise *上空から地面を見た際の回転方向
内回し・外回し / Inwards, Backwards

ホームポジション/ホームサイド

ウォール面でポイを回すとき、右手にポイを持った時、右側をホームサイド、右側にあるポイの位置をホームポジションと呼びます。

逆に右手のポイを左側で回すとき、アウェイサイド、アウェイポジションと呼びます。

ポイチ

Yuta がワークショップ等で推進する、腕の動きとフットワークでポイの動きを習得する基礎エクササイズのこと。

太極拳(タイチ)の動きににていることからポイチと呼びます。

ポイントアイソレーション

一点を固定させる動き。ポイとハンドルの間のちょうど真ん中部分を中心としてポイを回すと浮遊感のある動きになる。
通常の回転だとハンドル部分を固定(ポイントアイソレーション)させた状態になる。

ユニットサークル アイソレーションするときにできる直径1ポイの円のこと。ポイ単位円。
リニアアイソレーション 特定の部分が直線上に動く動き。 ポイでは主にハンドル部分や、ヘッドとハンドルの間の中間地点等をリニアアイソレーションさせる。
引火点

引火点とは、物質が揮発して空気と可燃性の混合物を作ることができる最低温度である。

この温度で燃焼が始まるためには点火源が必要である。
また引火点ぎりぎりでは、いったん引火しても点火源がなくなれば火は消えてしまう。

燃焼が継続するためにはさらに数度高い温度が必要で、これを燃焼点という。

wikipedia

参考
ガソリン -43度以上
灯油 40~60度以上
パラフィンオイル 95度以上

発火点

発火点とは、発火する限界温度のことで、発火温度とも呼ばれる。

可燃物を空気中で加熱していくとき、限界温度まで達すると、その後は自らの発熱反応によって温度が上昇し、その後発火する。すなわち発火点とは自然発火温度のことで、着火温度ともいわれる。

wikipedia

靴下ポイ・ソックポイ

その名の通り、長靴下にテニスボールを入れたのポイです。弾力も適度にあり、ポイの遠心力をより感じ易いため、ストールなどの練習に最適です。
ただしハンドル部分が無いので、ハンドルのあるポイとは少し感覚が異なります。

100円ショップに行けば靴下とボール、200円で作れてしまいます。テニスボールに切れ目を入れておけばあたったときの痛みを軽減させることが出来ます。